2019年06月11日ウィッグウィッグを長持ちさせるためのお手入れ法
一般的に、ウィッグは約2年で買い替える必要のある消耗品になりますが、日々のブラッシングやシャンプーなどのお手入れをしていない場合は、さらに寿命が短くなってしまい、最悪のケースでは、数回使用しただけでしただけで、使えなくなってしまうこともあります。
それでは、せっかく費用を出して購入したウィッグにもかかわらず、非常にもったいない買い物になってしまいます。
そこで今回は、ウィッグをより長持ちさせるためのお手入れ方法をご紹介いたします。
ウィッグの寿命
ウィッグの寿命は、2年程度と言われていますが、その使用頻度やお手入れ法などによっては、1年も持たないこともあり、さらにひどい場合は、数回使用しただけで使えなくなってしまうこともあります。
ウィッグを毎日利用していると、1年ほどで、抜け毛や縮れ毛が出てしまったり、スタイル崩れが始まってしまいます。
もちろん、この劣化は、高額なウィッグや、医療用カツラにおいても同様で、すべてのウィッグは消耗品として認識しておく必要があります。
ウィッグが劣化する原因
ウィッグが劣化してしまう原因は、大きく分けて7つの理由によるものです。
お手入れを一切していない
ウィッグのお手入れをしていないと、ホコリや汚れが付着してしまい、静電気が発生する原因になってしまいます。
ウィッグは、静電気に弱いため、必ず使用後には、ブラッシングでホコリを落としたり、洗浄するようにしなくてはなりません。
過度なシャンプー
洗浄力の高いシャンプーを利用していたり、ウィッグを洗う頻度が多い場合は、すぐに劣化してしまいます。
そのため、必ず刺激の少ないウィッグ専用シャンプーを利用して洗浄したり、過度にウィッグを洗いすぎないようにしなくてはなりません。
濡れたままにしている
洗浄や、外出中の突然の雨などによって、ウィッグが濡れてしまったら、できる限り早く乾かさなくてはなりません。
ウィッグを濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖してしまったり、ウィッグの型崩れの原因になってしまいます。
アイロンなどの高熱
ウィッグは、高熱に非常に弱いため、現在多くのウィッグが耐熱加工を行っています。
しかし、耐熱加工を行っていた場合であっても、ドライヤーやアイロンなどの熱に長時間当てると、劣化の原因になってしまいます。
また、高熱について1点注意点があり、ウィッグを洗う際には、高温のお湯を使うのではなく、ぬるま湯のお湯で洗うようにしなくてはなりません。
ブラッシングなどの摩擦
ウィッグは、摩擦に非常に弱いため、ブラッシングやウィッグ着用時に帽子をかぶるときの摩擦で劣化してしまいます。
密閉された小さな箱などで保管
ウィッグを小さな密閉された箱の中で保管すると、すぐに傷んでしまいます。
密閉された空間は、湿気が発生しやすい場所になるため、その中にウィッグを保管していると、雑菌が繁殖してしまったり、型崩れの原因になってしまいます。
直射日光の当たる場所に保管
ウィッグを直射日光の当たる場所に保管していると、色が抜けてしまう原因になったり、またウィッグは熱に弱いため、劣化の原因にもなります。
長持ちさせるお手入れ法
ウィッグを長持ちさせるためのお手入れ法をご紹介いたします。
使用前にブラッシングを行う
ウィッグを装着する前には、ウィッグオイルを利用して、ブラッシングを行うようにします。
ブラッシングだけでも、十分に髪が絡みづらくなるため効果的ですが、ウィッグオイルを利用すると、絡みづらくなるだけではなく、静電気の発生やホコリの付着を防ぐことが可能になります。
また、ブラッシングは丁寧に行うことを心がけて、力を入れてブラッシングをしてしまうと、逆に劣化の原因になるため、注意が必要です。
ウィッグオイルのご購入はこちらヘアアイロンを利用するときの温度
ヘアアイロンを利用する場合は、耐熱温度よりも少し低めの温度設定を行うようにしなくてはなりません。
耐熱温度が150度の場合は、120度などの温度設定を行うことで、ウィッグの劣化を和らげることが可能になります。
使用後もブラッシングを行う
使用前と同様に、使用後も丁寧にブラッシングを行い、ホコリや髪の絡みを取り除きます。
また、万が一、濡れてしまった場合は、タオルなどで水分を取った後に陰干し、またはドライヤーなどを使ってで乾かします。
正しいシャンプーの仕方
ウィッグを汚れたままにしておくと、細菌などが繁殖してしまうため、目安として手触りが変わったらシャンプーをしなくてはなりません。
ウィッグのシャンプーの仕方は、ウィッグメーカーごとに紹介されている仕方が異なるため、当社のシャンプーの仕方をご紹介いたします。
ます、洗面器に水を入れて、シャンプーを数滴たらした後に、押し洗いをします。
シャンプーが残らないようにキレイにすすぎ、コンディショナーを数滴入れて1~2分程度浸して、タオルで水分を取った後、陰干しを行います。
より詳しくウィッグのシャンプーの仕方を見るウィッグの保管方法
ウィッグを保管する際には、ウィッグスタンドを利用し、直射日光の当たらず、さらには密閉空間ではない場所で保管するようにします。
ウィッグスタンドを利用することで、型崩れを防ぐことが可能です。
ウィッグスタンドのご購入はこちら予備の購入
1つのウィッグをずっと使い続けるよりも、2つのウィッグを購入して、交互に利用する方が長持ちします。
まとめ
せっかく自分に合ったウィッグを購入しても、間違ったお手入れ法や雑な扱いをしてしまうと、通常のウィッグの寿命よりも短い期間で買い替えなくてはならなくなってしまいます。
もちろん、しっかりとウィッグのお手入れを行っていたとしても、子どもの場合であれば、成長とともに頭のサイズが変わりますし、大人の場合は髪の量が減ってサイズが変わってしまうこともあるため、買い替えが必要になってしまうこともあります。
しかし、弊社では、せっかく購入したウィッグであれば、少しでも長持ちさせていただきたいと考えておりますので、現在ウィッグのお手入れをあまりしていない方は、ぜひとも当ページのお手入れ法を参考に、より長くウィッグをご利用いただけました幸いです。